TeXを使ってEPSファイルを作る

TeXでEPSファイルを取り込む方法はそこら中に書いてあるけど、TeXを使ってEPSファイルを作る方法は見つからなかったのでメモ。なぜこんなことをしようと思ったかっていうと、TeXのpicture環境を使って図をよく書くのだけれど、それをEPSファイルとして個別に保存する必要が出たため。えと、先にお詫びしとくと、厳密にはTeXから直接EPSを作ってるわけではありません。

  1. 適当にTeXのpicture環境でお絵描き。このとき\pagestyle{empty}をどっかに書いとくこと。
  2. コンパイルしてPDFにする。
  3. ImageMagickのconvertコマンドを用いる。


convert -compress lzw fig.pdf fig.eps
以上。簡単でしょ。

9/4追記。上記の方法を採用したのは、jpgとかの画像の上にpicture環境でお絵描きした図をEPSで作成したかったからであって、jpgとかを読み込まないのであればもっとシンプルにdvips -EでEPSファイルが作れます。詳しくはmanを見てちょ。

10/27追記。convertコマンドでは、テキストデータや余白なども全て画像としてEPSに保存されるので、pdftopsコマンド(pdftoeps -eps fig.pdf fig.eps)を用いてPDFをEPSに変換し、テキストエディタでBoundingBoxの値を変更した方がいいです。そうすることで拡大縮小しても劣化せず、かつ、ファイルサイズの小さいEPSファイルが出来上がります。ちなみに、pdf2ps(名前が紛らわしい...)コマンドではconvertコマンドと同様に全てを画像データとしてpsファイルに出力してしまいます。
結論、pdftopsを使うべし!!