院試情報

東工大物理の院試について知りたい人もいるみたいなので、僕が知ってる範囲でちょこっと。


筆記試験。配点は推定。
1日目
・物理I(200) 簡単な数学が1問と基礎的な問題。
・英語(100) 簡単な和訳英訳程度。
2日目
・物理II(200) 応用的な問題が4,5問。
まぁ、具体的には過去問を見てくだちぃ
http://www.phys.titech.ac.jp/graduate/index.html


口頭試問。1回目
筆記試験に受かると受けられる。人間的にまともか、ってのが一番重要なんじゃないかと(^^;)でも、外部から受験してきた人は結構根掘り葉掘り聞かれるらしい。専攻によって違うと思うけど、学部で何を勉強したか、これから何を勉強したいか、ってのはもちろんのこと、基本的なことがらを知ってるかどうか問題出されるらしい。基礎物理専攻の実験系では単三電池の電圧とか聞かれた年もあったらしい。でもそれって知らない奴いるのかねぇ。。。物性の理論系では固体の比熱について説明させられたりとか、ベルの不等式について説明させられたりとか。

口頭試問。2回目
1回目と同じ日の夕方に行われる。1回目の面接に合格した人のみ受けられる。2回目はただたんにどこの研究室の所属に決まったのかが告げられるだけ。つまり、1回目の口頭試問に受かったら合格ってこと。


得点の目安とか。
理論系は6割、実験系は3割とれれば受かるらしい。ただし研究室を選ばなければ。希望の研究室に入りたければそれぞれ8割、5割は欲しいところ。
理論系なら
理I 190/200
理II 150/200
英語 60/100
実験系なら
理I 150/200
理II 50/200
英語 50/100
ぐらいかなぁ。理論系は物理Iで点数を落とさないこと(うちの教官曰く「物理Iは満点とれないとだめ」)、実験系は物理Iでできるだけ点数を稼ぐことが重要かな。英語で点数稼ぐってのもありかもよ。結構簡単だから。でも、物理の人で英語できる人っていないよね(^^;


テストの内容とか。
物理の教授・助教授が作ってるから、内部の人にとってはおなじみの問題だったりするものもある。問題見れば「あー、これあの先生が作ったなぁ」ってわかる。問題が配られた瞬間に内部生からは笑いがもれることも。授業を受けてる内部生にとっては少し有利。
でも、採点は内部生と外部生で差別はしてないらしい。純粋に点数のみで合否が決まる。
英語は物理の教科書からの引用とかが多い。何についての文章かがわかればわからない単語や言い回しがあってもかなり推測が効く。


採用人数とか。
学部での卒研所属では各研究室2人。それが院になると、実験系は3人、理論系は2人のまま。内部の人は東大とか京大とかに行く人が少しはいるけど、ほとんどはそのまま残ろうとするから、理論系で外部から入るのは結構大変かも。実験系なら1人分枠が増えるから少しは入るの楽です。まぁ、ぶっちぎりの点数を取ればどこでも入れるわけですが。


試験日とか。
今年は、筆記試験が8/16,17、口頭試問が8/29だった。だいたい毎年そんなもん。
ちなみに、毎年、東大物理の筆記試験と東工大物理の口頭試問がかぶってるので、両方受験することはできません。京大とか阪大とかはかぶってない。


何か質問等あればどうぞー。

2009/8/22 追記。試験がかぶっているのは東大の理物。東大の物工とはかぶってない。だから毎年、内部の人は東工大と東大物工を併願する人も多い。